はじめましてのごあいさつ~わたしがブログをつくるわけ~
舞台を見ることが好き。
板の上に溢れるエネルギーが好き。
演劇という表現手段が好き。
そう思うようになって、早四年が経ちました。
新型コロナウイルスの流行で、多くの物語が公演中止に追い込まれた昨年。
私が劇場へと足を運ぶ機会も、めっきりと減ってしまいました。
生の舞台が遠ざかってしまった今だからこそ、自分がかつて見た作品への思いを書き残したい。
そう思い立ち、ブログを開設してみることにしました。
思い返せば二十歳のころまで、私は演劇とはほとんど無縁の生活をしていました。
それまでの人生で舞台を見た経験と言えば、歌舞伎が3回、劇団四季と宝塚が1回、ロンドンでミュージカルが1回程度。
どの舞台もそれなりに楽しめた記憶がありますが、その時の私には、まだ我を忘れてのめり込むという感覚はありませんでした。
そんな私の人生を変えてしまったのが、偶然…本当に偶然、観劇することになった宝塚宙組の公演「神々の土地 ~ロマノフたちの黄昏~」でした。
舞台は、なんて大きな可能性を秘めた表現手段なのだろう。
舞台は、なんて激しく五感を刺激する空間なのだろう。
心の底からそう実感したあの日。
私は一夜にして、舞台という表現手段の虜になったのです。
以来、合間を縫って、いろいろな舞台作品に足を運び、感じたこと、気づいたことを、PCの中に書き留めてきました。
誰の眼にも触れられることなく、積もり積もっていたとりとめもない感想。
それを、こうしてブログという形で公開することにしたのは、ブログを使って発信している友人たちの刺激を受けたからです。
最後まで、わたしらしく。
作品を通して感じた思いを綴っていけたらと思います。